鈴木直道・夕張市長<後編>観光産業はその後どうなったか?

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財政破綻市のいま

「炭鉱から観光へ」というスローガンのもと北海道夕張市は大きく政策転換した。しかし、これが11年前の財政破綻を招いた、財政赤字に拍車をかけたともいわれる。

 1980年代、当時の中田鉄治市長は、炭鉱閉鎖に伴い、バブル期に人気だった観光レジャー施設やホテル経営に乗り出し、映画撮影誘致や映画祭などの派手な観光イベントも手掛けた。

「財政再建計画を作成した時点で、10年間観光事業予算はゼロでした。不採算な観光事業は役所がやるもんじゃない」(鈴木直道夕張市長)

 夕張市は現在、観光産業は民間企業が担う。「ゆうばり観光協会」の杉村充徳事務局長は言う。

「市には頼れないので、予算がなくできないことも多い。収入は会費だけ。ほぼ半額で夕張メロンをもらえる賛助会員を全国に増やすしかない」

 JR北海道石勝線夕張支線は、来年4月1日に廃線される。現在、鉄道ファンは連日来ている。その後の不安はあるものの、駅構内には市民の有志が手作りショップを開店、地道な努力を続けている。

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