著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

暗殺された犬養首相の家族が罵倒される世の中になった

公開日: 更新日:
5・15事件陸軍側第1回公判(昭和8年7月25日)/(C)共同通信社

 昭和6年から11年までのわずか6年の間にテロとクーデターが猛威を振るい、暴力が前面に出てきたことにはいくつかの理由がある。もっとも大きな因は大衆がこの暴力を支持したことである。そうでなければテロやクーデターが主人公になるわけはなかった。

 5・15事件の陸軍の士官候補生、… 

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