孤独死でない最期を迎えるためには?「単身高齢者のリアル」葛西リサ著
「単身高齢者のリアル」葛西リサ著
2024年、死後8日以上経過して発見された、いわゆる「孤独死」は2万件以上もあったという。
戦後の日本の住宅政策は、住宅の大量供給に主眼が置かれてきた。政策のメインターゲットは家族世帯で、必要なケアは家族内で完結されてきた。しかし、単身高齢者が増える中、住宅があってもケアがないために住み続けることが難しいという人が増えている。持ち家、賃貸にかかわらずそれぞれが抱える問題は深刻だが、そこに見守りやケア、つながりがあれば多くの問題は解決される。
単身者がマジョリティーとなりつつある社会で、住みたい場所に住み続け、孤独死ではない最期を迎えるためにはどのような仕組みが必要なのか。単身高齢者が抱える過酷な住宅問題や孤独死の実態を明らかにしながら、さまざまな視点から考察する。 (筑摩書房 1012円)


















