宮田律
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宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン~世界の火薬庫」(光文社新書)、「物語 イランの歴史」(中公新書)、「イラン革命防衛隊」(武田ランダムハウスジャパン)などの著書がある。近著に「黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」(平凡社新書)。

トランプ大統領が秘匿するムハンマド皇太子との電話会談の中身

公開日: 更新日:

 トランプ大統領が7月に、電話会談でウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領にジョー・バイデン民主党大統領候補(前副大統領)の息子のスキャンダルに関する調査を要求したスキャンダルは「ウクライナゲート」とも米国では呼ばれるようになった。これは、トランプ政権の情報機関職員が議会に電話会談での記録を持ち込み内部告発して明るみになった。ロシアの軍事的脅威を感ずるウクライナの大統領に「俺の言うことを聞けば支援してやる」と語ったという。

 一方、9月27日、米CNNテレビは、トランプ氏とサウジアラビアのムハンマド皇太子、またロシアのプーチン大統領との電話協議の議事録も秘匿扱いにされていると報じた。ゼレンスキー大統領との会談と同様に公にしたくない事情があるのだろう。トランプ政権の高官たちも閲覧を制限されているそうだが、サウジアラビアのムハンマド皇太子とのやりとりの核心にあり、特に内容を隠したいのは、昨年10月にトルコ・イスタンブールで殺害されたサウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマール・カショギ(ハーショグジー)氏に関するものだということは容易に想像できる。トランプ大統領、また娘婿のジャレッド・クシュナー大統領上級顧問、さらにポンペオ国務長官は、事件に関与したこと指摘されるムハンマド皇太子への追及を妨害する役割を担ってきた。

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