宮田律
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宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン~世界の火薬庫」(光文社新書)、「物語 イランの歴史」(中公新書)、「イラン革命防衛隊」(武田ランダムハウスジャパン)などの著書がある。近著に「黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」(平凡社新書)。

イランに「叡智に基づく行動」を求めた日本が果たすべき役割

公開日: 更新日:

 9月24日の国連総会の一般討論演説で、米国のトランプ大統領はサウジアラビアの石油施設攻撃など挑発行為を繰り返すイランに行動を起こすのは各国の義務であると述べ、イランがシリアやイエメンなどテロ行為を支援していることを指摘しながら、責任ある諸国はイランの流血行為に沈黙すべきではないと語った。しかし、米国が「テロ行為」という場合、多分にご都合主義的な響きを持つ。果たして同盟国のサウジアラビアのイエメン空爆や、サウジアラビアのアルカイダやISとのつながりを意識しているのだろうかと思ってしまう。そして正当な根拠に基づかないで、50万人とも60万人とも見積もられる多数の犠牲者を出した自らのイラク戦争を省みることがあるのだろうか。イランの革命防衛隊はシリアのアサド政権の要請で反政府勢力と戦っているので、主権を侵していないし、イエメンのフーシ派を本格的に軍事支援しているとは到底思えない。

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