著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

吉田内閣の政策「左翼」締めつけで血生臭い事件が起きた

公開日: 更新日:
昭和27年6月2日に爆破された当時の菅生村巡査駐在所(菅生事件)/(C)共同通信社

 吉田内閣の政策について、国内にはあまりに反共政策すぎるという不満と、アメリカの属国ではないかとの不満が渦巻いていた。しかしそういう勢力は東西冷戦のもとで中立を守るべきか、それとも社会主義陣営に与するかの立場に立っていた。正直に言えば、この頃の日本社会はいわゆる「左翼」が極めて強… 

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