著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

中江兆民、大隈重信らによって思想戦、言論戦に変化した

公開日: 更新日:
史跡に指定された大隈重信旧宅(1965年3月25日、佐賀市水ケ江町)/(C)共同通信社

 植木枝盛など高知の立志社の会員や、立志社に影響を受けた者の自由民権運動への挺身ぶりは並外れていた。立志社は「人民は国の本なり」と明言し、民会の成立で国家の基本をつくろうと、その覚悟を明確にしている。立志社に集まった者には士族の出身が多く、彼らは万民全ての平等を進めるには相応の時… 

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