著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

50人以上の日本人が利用された「ソ連大使館スパイ事件」

公開日: 更新日:
ユーリー・ラストボロフ。駐日ソ連代表部書記官で、1954年1月24日に失踪、米国に亡命したソ連の諜報員(C)共同通信社

 日本が占領を受けていた期間(昭和20年8月から27年4月まで)は、東西冷戦が次第に激しくなった時でもあった。東西冷戦は軍事が前面に出てきたわけではないが、「戦争」の一形態であるとの見方がされることもある。情報戦という戦いが日本を舞台に繰り広げられ、第2の開国の裏側はどろどろした… 

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