姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

ひめだ・こなつ 上海財経大学公共経済管理学院・行政管理学修士(MPA)。中国ウオッチは25年超、うち約15年を上海で過ごす。中国、アジアを現地取材、日本でも各地を回りインバウンドがもたらす変化を追う。著書に「インバウンドの罠」(時事通信出版局)他。「ダイヤモンド・オンライン」などでコラムを連載中。アジア・ビズ・フォーラム主宰。

外出禁止令下の“賭け麻雀”に公安踏み込み雀卓木っ端みじん

公開日: 更新日:

「外出禁止令の最中の賭け麻雀」は、中国各地から実録がSNSでアップロードされている。見どころはゲームに興じるプレーヤーの打ち手ではなく、非常事態下の取り締まりの一部始終である。

 どこかの田舎町に、公安の車が横づけにされた。中から出てきた制服の男が、雀卓を囲んでいる村民におもむろに近づいていく。手にはなぜかナタを持っている。たむろしてはならんというのに、また集まってるのか。おまけにマスクもしていない。おまえらは全く分かっちゃいないな――。

 そう口頭で注意を与えればいいのに、公安は「帰れ、帰れ」と村民を怒鳴って蹴散らし、雀卓を隠そうとした女性を追いかけ、ナタを振り下ろして雀卓をぶっ壊した。動画の大半は、当局が雀卓を木っ端みじんにするのがお決まりのオチとなっている。

 中国では「乱暴な隔離政策」が問題視されている。「民家侵入、麻雀阻止事件」は中国のネット民の間で物議を醸した。それは、家族3人で麻雀をやっていたら、数人の当直の警備員と数人の男たちがいきなり踏み込んでくる、という動画だった。「おまえら何をやっているのか」と喧嘩腰で一家だんらんに割って入ると、住民も激高して立ち上がり、警備員に平手打ちをくらわす。そして踏み込んできた連中は「待ってました!」とばかりに、家族を取り囲んで取っ組み合いになった。みんな日頃のストレスがたまっているようだ。高価な電動雀卓は叩き壊され、すっかり使い物にならなくなってしまった。

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