孫崎享
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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

早期発見が最善も医療体制が不備のままでは感染拡大は続く

公開日: 更新日:

 中国湖北省武漢市で発生し、感染が拡大している新型コロナウイルスの特徴は、極めて強い感染力にある。

 新型ウイルスは、韓国、イタリア、イラン、フランス、ドイツ、米国にも感染が広がるなど、世界の感染者数は現時点で約9万人、死者は約3000人に上り、WHO(世界保健機関)は2月28日、危険度を最高レベルの「非常に高い」に引き上げた。

 留意するべきは感染拡大が長期に及ぶことだ。中国では1月25日ごろから急速に上昇し、3月初旬でも増加している。つまり、中・長期に耐える策が必要であるということだ。

 こうした状況を踏まえ、安倍政権が呼び掛けた、各種イベントの自粛や、全国の小中高校の一斉休校をどう評価したらよいのだろうか。

 確かに感染拡大のスピードは緩まるかもしれないが、自粛や休校の期間を過ぎたらどうするつもりなのだろうか。さらに最大の問題は感染者の早期発見とその隔離体制をどうするのか、ということである。

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