著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

大戦果を信じ込み…大本営は強引にレイテ決戦に舵を切った

公開日: 更新日:
レイテ島作戦50周年式典を前に上陸予行演習する米海兵隊(1994年10月19日午前、フィリピン・レイテ島)/(C)共同通信社

 一情報参謀の感想は所属部長の情報部長に電報で送られた。堀栄三が鹿屋基地から打ったその電報がどのような形で処理されたのかなどはわからない。堀にはどう見ても2、3隻の戦艦に損害を与えたに過ぎないと思われるが、上層部の間で正確に把握してこれからの作戦に生かせばいいとの願いがあった。
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