適菜収
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適菜収作家

近著に「ニッポンを蝕む全体主義」「日本人は豚になる」「思想の免疫力」(評論家・中野剛志氏との対談)など、著書45冊以上。「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。本紙連載が書籍化「それでもバカとは戦え」好評発売中

市民は反対票を「大阪都構想」維新は何度でも仕掛けてくる

公開日: 更新日:

 11月1日、大阪市を廃止し特別区に分割することの是非を問う住民投票が行われる。2015年の住民投票で否決されたものが、再び大阪市民に問われることとなったわけだ。

 いまだに誤解している人もいるが、これは「大阪都構想」の是非を問うものではない。投票用紙や選管HPに明記されている通り、大阪市を廃止することに賛成か反対かを問うものだ。自分たちの暮らす街が破壊され、政令指定都市としての権限が奪われるのだから、普通の大阪市民は当然反対するだろう。だからこそ、大阪市の財源を狙う大阪維新の会は、卑劣な工作を繰り返してきたのだ。

 今回、市選管は投票用紙に「大阪市を廃止し特別区を設置することについて」と明記した。前回はこの文言はなかったので一歩前進と言ってよいが、これに反発したのが市長の松井一郎だ。市選管の決定前には、「『大阪市を廃止』ではなく『大阪市役所を廃止』とできないか」と注文をつけている。正確な情報が大阪市民に伝わったら、都合が悪いのだろう。

「二重行政の解消」が財源を生み出すというのも眉唾な話。初期投資やランニングコストを計算すればマイナスになることは小学生でもわかる。

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