米国でもつれ合う「6つの分断」…バイデンは何ができる?

公開日: 更新日:

 今回の大統領選挙に関する報道で、「分断」という単語が頻繁に使われた。しかし、よくよくその中身を見てゆくと、赤と青の対立というような単純なものではない。多様な社会的課題が錯綜し、6種類の分断がもつれ合っている。

 第1の分断は、コロナへの対処の違いだ。貧困層は高額医療費が払えず、世界一の感染者と死者を出した。有色人種の死亡率が高い。民主党の健保制度を否定するトランプは、予防を軽視、自ら感染した。数千万円の治療費を払い回復したが、集会ではマスクなしをあおった。この流れに乗った赤い人々は、科学や理性を否定し、根拠なき熱狂だけで走った。

 第2の分断は、貧富の格差である。経済成長の先端を走ってきた米国は、ついに1%の資産家が富の20%を独占するようになった。そして、その1%に入る人々は、インターネットを駆使するウォール街の金融業者たちである。彼らこそが世界を動かす権力者で、その傘下に、赤と青、両方の国会議員たちが蠢く。クリントンやオバマも、ウォール街の援助なしに大統領選を戦えなかったろう。トランプは民主党を悪者に仕立て上げ、金持ち粉砕のポーズで人気取りを狙った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ガッキー演じるみくりの妊娠&髪型は? 逃げ恥SP撮影秘話

  2. 2

    マッチ“火遊び”の代償 25歳下との不倫に中森明菜も呆れ顔

  3. 3

    田原俊彦“干され過去”と決別 不倫で失墜したマッチとの差

  4. 4

    マッチ引退窮地…事務所の後ろ盾・人望・居場所すべてナシ

  5. 5

    相棒の視聴率を抜いた「七人の秘書」懲らしめ系はなぜ人気

  6. 6

    男男男男男男男男男男男男男男の大家族についに女児誕生!

  7. 7

    玉木宏「極主夫道」が大健闘 昭和的“ベタ”コントに安心感

  8. 8

    小池氏“3大”ウソ 重症者、豊洲市場、軽症者施設で失策隠蔽

  9. 9

    菅野vs千賀なら欲しいのは…メジャーがつける“値段の差”

  10. 10

    高部知子“ニャンニャン写真”流出の顛末 元カレは自殺した

もっと見る