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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

バイデン政権は国際的に軍事介入を行う体制を整えている

公開日: 更新日:
イランの核開発問題で必ずもめる(バイデン次期米大統領=中央)/(C)ロイター

 バイデン政権は金融資本と軍産複合体(国防省と軍需産業の連合体)に支配される政権となる。大統領選挙の極めて重要な9月、ウォール街を中心とする金融界は大量の資金をバイデン陣営に投入し、その資金調達はトランプ陣営の4倍となった。

 同じ9月、退役将軍、元国防長官・元国務長官・元… 

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