立憲民主党は身近な敵と戦え 敵は党内ボンクラと支持母体
秋の任期満了以前に必ず行われる総選挙。自民党は東京五輪・パラリンピックを強行して「成功した」と言いながら選挙に突入する算段だったのだろうが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大と医療崩壊により、五輪中止や延期の可能性も出てきた。要するにいつ解散があってもおかしくない状況だが、野党第1党である立憲民主党の本気度が伝わってこない。1月31日、立憲民主は、合流新党として初めての定期党大会を開催。代表の枝野幸男は野党共闘を進め、政権交代を目指す考えを表明した。
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また、政府の新型コロナ対策は「後手後手の場当たり的対応」で「人災だ」と批判、「国民の命と暮らしを守る政治に転換」するとの方針を掲げた。
しかし、立憲民主の支持率は6%程度(NHK1月世論調査)で、多くの国民は政権交代の受け皿になるとは思っていない。一番の理由は党がまとまらず、政権を取っても日和るのではないかと疑われているからだろう。よって、連立には共産党が必要だ。共産は硬直しているし、妥協しない。新自由主義路線を突き進む自民に比べればはるかに保守的でもある。