山口組は業界の盟主の座から転落するのかも…全国の暴力団は平和共存路線に
六代目山口組による神戸山口組攻撃は最近、鳴りをひそめている感じだが、高山清司若頭による神戸山口組潰しの決意はいささかも揺らいでいない。
高山若頭の第1目標は依然として①神戸・井上邦雄組長の死か引退、神戸山口組の解散である。次にそのバックアップ策として②岡山市を本拠とする池田組(池田孝志組長)潰しが挙げられる。
池田組は去年7月、神戸山口組から離脱して独立、直後から絆会(織田絆誠会長)と連携を密にしている。この池田組は財力に富み、もし神戸山口組とよりを戻し、再連携することになれば、神戸と井上組長を優に4~5年延命させてしまう。
そうなれば今回の分裂抗争は10年戦争になり、辣腕で聞こえた高山若頭の采配に疑問符がつけられよう。
井上組長はたとえ一人になっても引退しないとほぞを固めているし、池田組長も織田会長も絶対六代目山口組に戻らないことで意見が一致している。
まして池田組が核となり、神戸・池田・絆会の3者連合が成立するようになれば、高山若頭はヤクザ業界から無能の烙印を押されよう。