ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

公開日: 更新日:

 ドジャースに激震が走ったのは日本時間8日のこと。

 ローテーション右腕のゴンソリン(31)が、右肘の違和感を訴えて負傷者リスト(IL)入りしたのだ。

 ドジャースの投手はこれで今季14人目のIL入りだが、今回の離脱はこれまでと意味合いが異なる。

 ゴンソリンは2022年に16勝(1敗)した実績の持ち主。23年にトミー・ジョン手術をした影響で昨年は全休。復帰した今季はここまで7試合に先発して3勝2敗、防御率5.00。スネル(32)、グラスノー(31)と実績ある先発が戦列を離れている今、山本(26)、メイ(27)と並ぶ計算の立つスターターの柱のひとりなのだ。

 ドジャースは10日から敵地で同地区のライバルであるパドレスと3連戦だが、先発は初戦がメイ、2戦目はブルペンデー、3戦目は1勝2敗、防御率7.20とメジャー2年目のロブレスキ(24)になる見込みだ。

 まだ、シーズンの半分も消化していないのに早くも、ブルペンデーにせざるを得ない。あくまでも戦略でブルペンデーを使う球団も中にはあるものの、ドジャースは事情が異なる。計算の立つ先発が足りなくて、リリーフをつなぐしか選択肢がないのだ。

 先のカージナルス3連戦は1勝2敗と負け越した。初戦と2戦目の2試合でわずか1得点。大谷翔平(30)は3日間で計12打数3安打。打点も本塁打もなかった。

「打線は水物とハッキリしただけに、いよいよ大谷はオーダーから外せなくなりましたね」と、特派員のひとりがこう続ける。

「ドジャースは基本的に大谷、ベッツ(32)、フリーマン(35)のMVPトリオを中心に打ち勝つのが勝ちパターン。ローテの柱のひとりであるゴンソリンが離脱したことによって、この時期からブルペンデーを使わなければならないほど投手陣の台所事情は逼迫しているわけで、いよいよ打撃戦を制する以外になくなった。重要な得点源の大谷は打撃に専念させたいのですよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  3. 3

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    我が専大松戸がセンバツ王者で無敗の横浜に大金星も、達成感、喜びをあまり感じない理由

  2. 7

    永野芽郁「キャスター」“静かにフェードアウト説”一蹴!主演映画も絶好調で“稼げる女優”の底力発揮

  3. 8

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  4. 9

    長嶋茂雄さんは当然のように電車改札を「顔パス」しようとして、駅員に捕まった

  5. 10

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」