財務省が森友文書2回目の開示…俊夫さん手書きの「AKAGI NOTE」には夫が苦悩する姿が
財務省にガサ入れだ!ガサ入れといえば段ボール箱が欠かせない。
11日、空の段ボールを抱えて赤木雅子さんが代理人の生越照幸弁護士とともに財務省へ乗り込んだ。夫の俊夫さんは森友学園との土地取引を巡る公文書の改ざんを苦に命を絶った。雅子さんは真実を知りたいと、財務省が検察に任意提出した文書の開示を求めてきた。2回目の開示で出された文書は9000枚近く、重さは20キロにもなる。箱いっぱいに詰め込み台車に載せて外に出てきた。俊夫さんは検察への任意提出について予定帳に「任ガサ(任意のガサ)」と記していた。この日は雅子さんにとって、まさに「任ガサ」そのものだ。
9000枚もの文書の中で雅子さんが真っ先に内容を知りたいと考えていたものがある。財務省の担当者が開示2日前、突然明らかにしたのだ。
「今回の開示のトピックスは赤木俊夫さんの手書きのノートです」
そんなものがあるとは知らなかった。一体何が書かれているのだろう?
当日、雅子さんはノートの表紙に書かれた癖のある「AKAGI NOTE」という文字を見て確信した。
「夫の字だ。間違いない」