著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

普段から使える!あのシャーロック・ホームズが使った記憶術

公開日: 更新日:

 エール大学のタルビングとモナシュ大学のトムソンが提唱する「符号化特殊性原理」という有名な理論があります。

 これは、覚えたい情報に複数の「引き出し」をつくっておくことで、あとから思い出せる可能性が高くなるテクニックです。

 例えば、家から駅に向かうまでの風景の中で、それに付随する英単語などをインプットすると、似たような光景を見たときに、スッとその単語を思い出しやすくなるという具合です。人にユニークなあだ名をつけることで忘れづらくするといったアプローチも同様で、多様な手がかりと一緒に覚えることで、あとで思い出しやすくなることが可能になるというわけです。

 このように、場所などを活用して記憶を思い出させたり、定着させたりするテクニックがいくつか存在するのですが、そのひとつが頭の中に架空の場所(「精神の宮殿」)をつくり上げ、覚えたい事柄を、その場所の中に存在する特定のモノやヒトに当てはめて記憶する「場所法」です。

 一例を挙げるなら、母から「卵」「牛乳」「お皿」「マヨネーズ」を買ってきてと頼まれたとしましょう。その際、自宅の「①玄関」「②寝室」「③ドア」「④お風呂」を想起し、それぞれ「玄関に卵が置いてある」「寝室に牛乳が置いてある」などと覚え、繰り返すことで覚えやすくなる──。このテクニックは、あの名探偵シャーロック・ホームズが使った記憶術としても知られ、古代ギリシャ人が発明した記憶術だともいわれています。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  2. 2

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  3. 3

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  4. 4

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  5. 5

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  1. 6

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 7

    “性的暴行”ジャンポケ斉藤慎二被告の「悪質性」法廷で明らかに…邪悪が跋扈する歪んだテレビ業界の権力構造

  3. 8

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 9

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  5. 10

    元ジャンポケ斉藤が裁判で無罪主張の裏で…妻・瀬戸サオリの“息子顔出し”と"名字"隠し投稿の意味深