ドジャース大谷の“下半身”が危ない!今季はすでに「ヒヤリ」多発、日本人投手の相次ぐ離脱も他人事じゃない
右太もも裏を痛めて日本時間13日のナショナルズ戦で緊急降板したメッツの千賀滉大(32)が14日、負傷者リスト(IL)に入った。
これで今季、日本人選手が太もも裏(ハムストリング)を痛めて離脱したのはカブスの今永昇太(31=左太もも裏)に続いて2人目。奇しくも投手2人が同じ箇所を痛めたが、DHのドジャース・大谷翔平(30)も決して他人事ではない。
ハムストリングの不調でパフォーマンスの低下に苦しんだ過去があるからだ。
メジャー史上初の「50ー50」(54本塁打、59盗塁)を達成した大谷は昨年5月17日のレッズ戦で、けん制球が左太もも裏を直撃。その後、しばらくは走塁に支障を来し、全力疾走もままならなかった。同22日のダイヤモンドバックス戦で5試合ぶりに盗塁(2個)したものの、患部が悪化。翌日から走るのを自重し、7試合連続で盗塁がなかった。当時のロバーツ監督によれば、ハムストリングを痛めたことで、走塁だけでなく打撃にも悪影響を及ぼしていたという。
今季も下半身の故障リスクが高まっている。9日のカージナルス戦では140キロのスイーパーが左足内くるぶし付近を直撃し、今季初死球を受けた。大事を取って予定していたライブBP(実戦形式の打撃練習)の登板は延期。12日のパドレス戦では九回に右中間を破る当たりを放つと、三塁に滑り込む際、送球が左すね付近に当たり、ベースを踏んだ右足が三塁手マチャドに踏まれる災難に見舞われた。いずれも大事には至らなかったとはいえ、下半身への被害が集中しているのだ。