司忍組長は来年80歳の大台に…山口組に新たに7代目継承問題が浮上
六代目山口組の司忍組長と高山清司若頭の関係は世間でいわれるほどうまくいってないようだ。両者の関係を疑わせる動きが出てきた。
争点は司組長がいつ6代目を退き、7代目を高山若頭に譲るかだ。司組長は来年1月、80歳の大台を迎える。しかし体は頑健で健康そのもの。対して高山若頭は74歳、いつもうつむき、肩を落として病弱そうだ。
司組長の方がこれからの人生が長いように見受けられる。しかし6代目治世下に行われた施政と事件の大半は高山若頭がしでかしたこと。企画と実行力の点で司組長は問題にならない。
ならば高山若頭に代目を譲って当然と思われるが、事はそれほど単純ではない。内心高山若頭を嫌う直参は多く、人気はむしろ司組長の方が上だ。
高山若頭は恐れられ、弘道会内部にさえ密かな反対派が存在する。現在、弘道会の主流は高山若頭が出た高山組であって、司組長が育成した司興業ではない。司組長は弘道会にほとんど手勢を持たない。しかも直参間の経済格差は年々激化し、高山若頭は是正しようともしない。