【神奈川】自民・三原じゅん子がダントツ 菅前首相がベタ張り応援
神奈川(改選数4+1)
○当選圏内、△拮抗でやや優勢、▲拮抗でやや劣勢。左印は政治評論家・野上忠興氏、右印は政治ジャーナリスト・泉宏氏の予想。
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【神奈川】
○○三原じゅん子57自現
○○浅尾慶一郎 58自元
○○三浦 信祐 47公現
▲寺崎 雄介 50立新
○△水野 素子 52立新
深作ヘスス 37国新
△○松沢 成文 64維前
▲▲浅賀 由香 42共新
内海 洋一 63社新
飯田富和子 53N新
小野塚清仁 49N新
重黒木優平 35N新
橋本 博幸 39N新
首藤 信彦 77諸新
「改選4議席」と「補欠選挙」の「合併選挙」となった神奈川選挙区。5つの「当選枠」を事実上、7人が争う戦いとなっている。
すでに自民党の三原と浅尾、公明党の三浦、維新の松沢の4人は、当選圏内とみられている。
頭ひとつ抜け出しているのが、自民党の三原だ。前回の6年前も100万票を獲得し、ぶっちぎりのトップ当選だった。菅義偉前首相(衆院神奈川2区選出)が応援にはりついている。
一方、浅尾は、自民党の麻生派が全面バックアップしている。
「浅尾さんは、参院当選2回、衆院当選3回を重ねていますが、新進党、民主党、みんなの党とフラフラと政党を渡り歩き、これまで非自民で当選してきた。それだけに距離を置いている自民党支持者も多い。今回、公認した自民党は、県内で一大勢力を誇る麻生派の国会議員が総力をあげて支援しています。選対本部長には甘利明が就き、これから河野太郎、牧島かれん大臣、山際大志郎大臣といった麻生派の国会議員が集中的に応援に入るはずです。結果的に三原を熱心に支援している地元選出の国会議員は、菅前首相と数人だけになっています」(地元関係者)
3人が激しい最下位当選争い
最後の1議席をめぐって、立憲の水野と寺崎、共産の浅賀の3人が熾烈なデッドヒートをくり広げている。
3人とも決め手に欠けている状況だ。
「2人を擁立した立憲民主党は、共倒れを恐れて一本化を図ったが、結局、折り合えなかった。寺崎は県議出身ですが、あまり人気がない。しかも連合の推薦も得られなかった。一方、水野は連合の推薦は得られたが知名度不足です。共産の浅賀は3度目の挑戦。過去2回とも次点だっただけに、陣営は、当選枠が1つ増えた今回をチャンスと捉えていますが、負けグセを懸念する声もあります」(政界関係者)
最下位の5位で当選した候補は、補選枠となり、任期は3年になる。