著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

石油の禁輸措置により、将校たちは開戦の動きに興奮していった

公開日: 更新日:
1940年9月、北部仏印に進駐する日本軍。その10カ月後南部仏印に兵を進めた(C)共同通信社

 近衛文麿首相はアメリカが危険視している松岡洋右を内閣から追い出したので、日米交渉は支障なく進むと考えた。ところがアメリカ側はそれほど甘くはなかった。新外相の豊田貞次郎に関してはそれなりの評価をしたが、実は豊田外相の立場より陸海軍の対米強硬派の動きに注目していたのである。もしこの… 

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