内閣支持率また過去最低更新…共同33.1%、日経37% 問題閣僚更迭の遅れ響く
週末の共同通信と日経新聞の世論調査で、岸田内閣の支持率がまた過去最低を更新した。
共同(26、27日実施)では、支持が10月末の前回調査から4.5ポイント減の33.1%、不支持が6.8ポイント増の51.6%。不支持率は昨年10月の内閣発足以降、初の過半数となった。日経(25~27日)では支持は10月調査から5ポイント減の37%、不支持は6ポイント増の55%。こちらも不支持の過半数は初めて。
支持率の37%は、1年で退陣した菅政権末期の36%以来の低さだ。7年8カ月続いた第2次安倍政権でも最低は38%だった。
問題閣僚の更迭の遅れが響いている。経済再生相、法相、総務相の3閣僚の更迭のタイミングについて、共同では「遅すぎた」が62.4%に上った。日経でも「更迭は遅かった」が55%で、自民支持層でも4割超が「遅かった」と回答した。
岸田首相にいつまで首相を続けてほしいか、という質問には、共同では「できるだけ早く辞めてほしい」が30.2%で最多だった。
日経では「自民党総裁任期が切れる2024年9月ごろまで」と「広島でG7サミットを開く来年5月まで」がともに30%で最多、「直ちに交代してほしい」は22%だった。