保阪正康
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保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

早稲田大学の学徒出陣 終戦時に文部省が資料を焼却した可能性

公開日: 更新日:
早大50年記念式典。除幕された創立者の大隈重信候の銅像前で記念写真に納まる家族たち=1932年10月17日、早稲田大学構内(日本電報通信社撮影)

 早稲田大学の学徒出陣については、当時大学側でも資料の整理を独自に行い、それが百年史の刊行時に明らかにされたのであろう。昭和18年の勅令第755号により、学生の徴兵時期が短縮され、いわば学徒出陣が実施されるようになったのだが、早稲田ではすでに徴兵年齢に達している学生を対象に徴兵検…

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