障害者にとって必要な居場所とはどんな所なのか──「障害者の居場所」立脇恵子著

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「障害者の居場所」立脇恵子著

 現在、日本の人口の約9.3%、約1153万人が障害者だという。国はこれまでの障害者福祉を転換し、脱施設化を推進している。障害者が施設ではなく、地域社会で自立した生活を送れることを目指す取り組みだ。脱施設化の促進とともに、地域におけるハード・ソフト双方の支援基盤が不十分なまま、入所施設の削減が進められている。しかし、障害者の中には、地域移行しやすい人とそうでない人がいる。障害のある子どもの居場所がなくなり、高齢の親が将来を悲観して殺してしまう事件も後を絶たない。

 本書は、障害者福祉の歴史から現在の状況までその背景を解説しながら、障害者にとって必要な居場所とはどんな所なのかを論じたテキスト。

(中央公論新社 1210円)

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