ドジャースは大谷サイ・ヤング賞よりWシリーズ3連覇優先 規定まで「あと1イニング」で3戦連続降板の思惑
無双状態の投球はいつまで続くのか。
大谷翔平(31=ドジャース)が、日本時間あす11日のパイレーツ戦に先発する。
開幕から10試合に先発して6勝2敗、防御率0.74。10試合中、9試合が6イニング以上を自責点3以内のクオリティースタートで、残り1試合にしても5回無失点。特筆すべきは1点に満たない防御率だ。
9日現在、規定投球回数(試合数)の「66」に5イニング足りないものの、ナ・リーグの先発投手で防御率1点台をキープしているのはミジオロウスキー(ブルワーズ=1.50)とサンチェス(フィリーズ=1.54)の2人しかいないから、大谷の「0.74」がいかに突出しているかが分かる。
大谷は当分の間、日本時間の木曜日に中6日で先発する見込み。今月は19、26日、7月は10、24日と登板翌日の金曜日が休日だからだ。投打同時出場の翌5日(金曜)のダイヤモンドバックス戦は欠場した。いまや、山本由伸(27)と並ぶドジャースのエースでなおかつ主力打者。投げて打って両方の結果を求めるためには、規則正しい登板間隔で休日前に投げさせるのがベストという首脳陣の判断だ。
初のサイ・ヤング賞を狙う上でネックになるのは投球回数。「規定投球回数に満たない投手の受賞は難しい」「いや、防御率が0点台であれば問題ない」などと、この時期から米メディアもかまびすしいが、大谷が規定投球回数をクリアできるかは、何よりその起用法に左右される。
例えば前回登板だった4日のダイヤモンドバックス戦は6回89球を投げて2安打無失点、6奪三振、1四球とほぼ完璧な投球内容だったにもかかわらず、規定投球回にあと1イニングというところでベンチは降板させている。もう1イニングで規定に到達という状況でマウンドから降ろしたケースが3試合続いたのだ。
その理由についてロバーツ監督は、「(サイ・ヤング賞を狙うためのイニング数は)もちろん意識はする。それでも、まず、試合を戦わなければならない。チームにとって何が最善かを考える必要がある」と話した。


















