“核大国”米国バイデン政権の危機管理は大丈夫か…前立腺がん国防長官の極秘入院を把握せず

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 オースティン氏はすでにICU(集中治療室)を出て5日から全職務を再開したが、完治には時間がかかる可能性があるという。

■再選にますます暗雲

 バイデン政権のデタラメ危機管理を共和党は猛批判。返り咲きをもくろむトランプ前大統領も待ってましたとばかりに「彼(オースティン)は1週間行方不明だったが、上司のいかさまバイデン氏も含め、誰も彼の所在を把握していなかった」などと突き上げ、オースティン氏解任を要求している。

「ただでさえバイデン氏は判断力低下を疑われ、パレスチナ対応への世論の不満もくすぶる。イスラエルのネタニヤフ首相の暴走を止められず、若年の民主党支持層は反発を強めています。オースティン問題も尾を引きかねない」(春名幹男氏)

 大統領選は11月。バイデン再選に暗雲立ち込めるばかりだ。

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