政治資金パーティーめぐり野党グダグダ…維新は内部対立、立憲は泉代表が派閥解散論も足並み揃わず

公開日: 更新日:

 今国会の焦点になる政治資金パーティー問題。野党はこぞって「廃止」を掲げているが、ひとり日本維新の会だけがグズグズしている。大阪維新の会は禁止を主張しているが、国会議員グループが「存続」を主張しているからだ。

 吉村洋文大阪府知事(維新共同代表)は「民間、納税者の感覚に合わせた制度が必要」と禁止派。ところが「存続派」の国会議員が言う。

「大阪はいいよな。府議も市議も大勢いてカネもある。しかし、われわれはこれから党勢を拡大して総選挙も戦わなければいけない。パーティー禁止で減った収入を誰が見てくれるのか」

 困っているのが馬場伸幸代表だ。大阪府選出で党を束ねる立場だから、パーティー存続なら大阪から裏切り者呼ばわりされる。一方、パーティー禁止だと党が金欠になり、選挙が戦えない。

「身を切る改革」が信条の維新も「自分の身を切られる」のは嫌らしい。

立憲民主党は「新政権研究会」解散準備をするも…

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因