岸田首相の解散封じを自民・茂木幹事長が画策か? 規正法改正採決ズレ込みの裏で蠢く思惑

公開日: 更新日:

 自民党の裏金事件に端を発した政治資金規正法の改正案をめぐるドタバタは、岸田首相のトップダウンで先週末に与ゆ党合意したはずが、土壇場で日本維新の会が反発。その舞台裏は絶望的だ。

 日本維新の会の抵抗がヤラセなら、それに付き合った自民党も思惑アリということだ。

 自民党の裏金事件を受けた政治資金規正法の改正案をめぐるドタバタ。維新の反発で自民は法案の再々修正に追い込まれ、衆院の政治改革特別委員会と本会議で当初予定された4日の採決をドタキャン。衆院通過がズレ込んだ。

 実は、3日の時点では、法案の再々修正は衆院採決を経て、参院に送ってから行うという話もあった。しかし、3日夜に自民党の茂木幹事長が動き、衆院で法案を再々修正して出し直す方針に変更。結局5日、岸田首相出席での審議後に特別委採決を行い、6日の本会議採決で衆院通過というスケジュールになった。

 参院では7日に審議入りする。岸田首相は国会の会期を延長しないつもりなので、会期末の23日まで残り2週間強。衆院の採決ズレ込みによって、参院での審議日程がさらに窮屈になってしまった。が、コレに茂木幹事長はニンマリらしい。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    参院選の候補者が正式に決まらない…国民民主党「玉木執行部vs参院女子」の熱き内部ドタバタ対立

  2. 2

    国民民主党が参院選東京選挙区で“台風の目”に…元NHKアナ牛田茉友氏のみならず2人目擁立の狙い

  3. 3

    立憲の消費税0%案「原則1年・食品限定」にこれだけの弊害…国民玉木代表は独自試算で批判連発

  4. 4

    シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(79)天皇免責の証言よりも重かった東條英機の「プライド」とは

  5. 5

    参院選に向け永田町で出回る“怪情報”…自民情勢調査で「単独過半数維持」って甘すぎやしないか?

  1. 6

    消費税「食品ゼロ1年間」を参院選公約に…寄り切られた立憲野田代表の油断ならないバーター懸念

  2. 7

    石破内閣15大臣「GW外遊」に血税9億円超! 物価高で野党が異例の「反対」も前例踏襲でイケイケの無神経

  3. 8

    滋賀・彦根市長選で“石丸伸二ベッタリ”現職まさかの落選…「再生の道」に“NO”突き付けられ都議選と参院選に黄信号

  4. 9

    「トランプ関税は不良のカツアゲ」…米国で立憲議員シンジ・オグマの国会質問動画が大バズりのナゼ

  5. 10

    党首討論ねっとり30分…与野党2トップ自民石破&立憲野田が「見つめ合う」気味悪さ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意