世界に広がる「反米包囲網」…トランプ直談判の懇願が果たしていいのか

公開日: 更新日:

懇願の見返りで「防衛費増」を要求されかねない

世界は譲歩を引き出そうと毅然と対峙(英仏ウクライナ首脳会談)/(C)日刊ゲンダイ

 武藤経産相がトランプ関税に慌てて訪米、懇願直訴に及んでいるが、世界を見渡せば、トランプ包囲網ができつつある。

 何から何までデタラメな米国第一主義の脅しは混乱と大不況を招くだけ。

 日本の泣きつき外交の是非と今後。

  ◇  ◇  ◇

 情けない態度だ。

 9日から米国を訪問中の武藤容治経済産業相が、トランプ政権で関税と貿易政策を担当するラトニック商務長官や通商代表部(USTR)のグリア代表と会談。トランプ大統領が打ち出した追加関税の対象から日本を除外するよう申し入れた。

 トランプは、米国に輸入される鉄鋼製品とアルミニウムへの25%の関税措置について、12日に発動する予定。自動車への25%前後の関税も4月以降に発動する見込みだ。

 こうしたトランプ関税に大慌てで訪米し、「除外して」と懇願直訴するわけだ。武藤は「産業界からの声を踏まえつつ、日本の国益、米国の国益の双方がウィンウィンとなるような協議を行いたい」なんて言っていたが、果たしてトランプの脅しまがいのディール外交に太刀打ちできるのか。 

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