山尾志桜里氏“ヤケクソ立候補”の波紋…まさかの参院選出馬に国民民主党・玉木代表は真っ青
■国民民主の「目玉」がピンチ
東京選挙区は改選数6。今回は欠員1を埋める補選も併せて実施する。現状は共産・公明に、それぞれ2人立てた自民・立憲の1人ずつは堅いとみられる。以下はダンゴ状態で残る3枠を激しく争う展開が予想される。組織の後ろ盾もなければ、山尾氏が当選圏内に届くのは厳しいだろう。ただ、知名度から一定の票は集めそうだ。そうなると、もっとも票を食われそうなのが国民民主である。
強気で2人擁立したものの、票が割れてダブル当選は苦しい。その上、一連の騒動で「山尾=国民民主」の印象は強く、有権者に勘違いされれば、目玉候補の元NHKアナ牛田茉友氏(40)は同じ女性だけに割を食いかねない。
「彼女は元アナウンサーながら演説がなかなか上達しない。選挙も初めてなのに、都連が人員不足でサポートしてくれる人もほぼ皆無です。本人も相当頭を悩ませているようです」(前出の国民民主関係者)
山尾氏のヤケクソ出馬の影響で国民民主は東京の獲得議席ゼロもあり得るし、騒動の“延長戦”突入は全選挙区にマイナスの波紋を広げるだけだ。山尾氏の「リベンジ」はすでに達成されているのかもしれない。
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