シリーズ「第2次世界大戦と原爆」(31)理化学研究所に送り込まれてきた8人の技術将校への反発

戦争という時代に巡り合わせた原子物理学者は、秀才揃いの上に家庭環境が恵まれていて、いささか狂熱的な政治思想や社会思想とは距離を置いていた。研究室で学問に打ち込んでいることが最高の幸せというタイプが多かったのだ。それだけに軍人の用いる論法に内心では激しく抵抗した。仁科芳雄研究室に…
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