著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(2)占領直後、ツルハシを片手に校長は奉安殿を壊していた

公開日: 更新日:
戦時下の国民学校で授業を受ける男子児童たち=1942(昭和17)年(C)共同通信社

 占領期の日本社会を語るにあたって、はじめに私自身の体験や記憶を語っておこうと思う。幼い目で大人たちを見つめていたので、戦争が終わるということはこういうことなのか、という子供心の理解にもなるだろう。

 私が小学校に入学したのは、昭和21(1946)年4月であった。この年はま… 

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