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田中秀征元経済企画庁長官

1940年、長野県生まれ。東大文学部西洋史学科、北大法学部卒業。83年、衆院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。細川政権で首相特別補佐、第1次橋本内閣で国務大臣・経済企画庁長官。福山大学教授を経て現在客員教授。「自民党本流と保守本流」「平成史への証言」「新装復刻 自民党解体論」「小選挙区制の弊害」など著書多数。

梶山静六元官房長官(2)「大蔵省に騙された」ゆえの丁重な謝罪

公開日: 更新日:
月例経済報告関係閣僚会議(左から橋本竜太郎首相、梶山静六官房長官、筆者) (C)共同通信社

 梶山が私に突然、電話してきたのは、彼が1997年9月に官房長官を辞任し、翌98年7月の自民党総裁選に立候補する間のこと。残念ながら日時を示したものが見つからないが、話の内容は鮮明に記憶している。

 当時の彼は経済の実情にけたたましく警鐘を鳴らし、文芸春秋などに独自の政策を… 

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