林総務相が年の瀬に収支報告書ドサクサ訂正で疑惑逃れ画策 「選挙費用13万円」はどこへ消えた?
13万円の使途は闇の中…
真相はいかに。林事務所は13万円の支出を削除したわけだが、その浮いたカネは果たしてどこに行ったのか。考えられるのは、有権者に拠出したと記載したが実際は事務所関係者が懐に入れたか、もしくは、そのまま「裏金」としてプールしたのか――。林事務所にもろもろを問い合わせると、〈お尋ねのあった件につきましては、なるべく年を越さないように対応して参ります〉とだけ文書で回答してきたが、まるで答えになっていない。
上脇教授はこう言う。
「林事務所は報告書に記載があった13万円の支出そのものを『支出しなかった』かのように訂正しましたが、そんな不自然なことはあり得ないでしょう。13万円は陣営関係者が懐に入れたか、もしくは、裏金として選挙中に有権者に配ったのではないか。そうした疑いを払拭したいのなら、13万円の扱いを丁寧に説明すべき。そもそも問題が発覚したのは11月下旬です。なぜ、訂正までに1カ月も要したのか。臨時国会での追及を避け、さらに年末年始を挟むことでニュースを風化させる狙いがあるとしか思えません」
来年の通常国会の召集日は1月23日の方針。まだ、1カ月も先だ。年が明ければウヤムヤにできると思っているのだろうが、あまりに小ざかしい。「将来の首相」なんて言われているが、フザケた男である。
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