不審死の2週間前…野崎社長宅を訪問した男女2人組が

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「社長のファンという男女が来て、社長が家に上げちゃったんです。来ていただけませんか?」

 若妻のさっちゃんから連絡があった。愛犬イブが亡くなり、新しくお手伝いになるという人が田辺に来た日のことだ。

 慌てて社長宅に行くと、60代半ばのラフな服装の男女が1階のリビングのソファに腰かけている。男性は沖縄の宮古島で暮らし、本土に来たのは生まれて初めてだと自己紹介した。女性は男性の友人で、北九州から来たという。

「熊野古道でも歩くんですか?」

 あまりにラフな格好なので聞いてみた。

「いやいや、ドン・ファンの本を読んで感動したので、会うのが目的でした。田辺駅で降りて、タクシーの運転手さんに野崎社長の自宅を聞いたんです。運転手さんには『社長の家はご不幸があって、無理かもしれませんよ』と言われましたが、家だけでも見たいと思いまして来たんです」

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