「健康チェック」のために部下の排泄シーンを盗撮 静岡県警元警部の呆れた主張と巧妙手口
「部下の健康状態を心配して便の状態を確認したかった。自分の目で見ないと信じられなかった」
勤務先の静岡県警掛川署や交番の女子トイレで盗撮したとして性的姿態撮影処罰法違反(撮影)などの罪に問われた静岡南署の前刑事1課長(警部)、鈴木鉄三被告(45)の判決公判が12日、静岡地裁浜松支部であった。「健康チェックのため」と主張していた鈴木被告に対し、裁判所は懲役3年、保護観察付きの執行猶予5年の判決を言い渡した。
鈴木被告は公判で「部下に大腸がんの疑いがあると知り、受診を勧めるためには便の状態を確認するしかないと考えた」と強弁したが、裁判長は「上司が部下のためにとる行動ではなく、弁解は不自然かつ不合理だ」とバッサリ。部下以外にも複数の女性職員が被害に遭ったことから、「被害者の精神的苦痛は大きく、卑劣かつ悪質で常習的だ」「性癖や女性職員への執着が要因」と指摘した。
■5カ月にわたり約50回
昨年3月、当時、交番を管轄する掛川署の「地域課長」だった鈴木被告は署内の女子トイレに小型カメラを設置し、女性2人の尻を盗撮。静岡南署に異動後の4月には、警察官が不在となる時間帯に掛川署管内の交番の鍵を開けて侵入。ここにも小型カメラを仕掛け、7月まで5人の女性の排泄シーンを約50回、盗撮した。被害に遭った女性職員は鈴木被告が掛川署に勤務していた時の部下だった。
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