「選手同士が注文を付け合う」 吉井理人が明かすヤ軍の“流儀”

公開日: 更新日:

 ヤンキースがワールドシリーズで3連覇した98~00年、当時の先発陣は自発的に、あることを心掛けていた。当時、ヤンキースでプレーしていた伊良部秀輝から聞いた話だ。

 3連戦の初戦に投げる投手は、速球で打者の内角を徹底的に攻める。打者は内角速球に対応するため、打つポイントを前におく。いきおい、体の開きが早くなり、外角の緩い球への対応に狂いが生じる。そうやって相手チームの打撃を崩していた。

 その伊良部が、こうも話していた。

「選手同士がプレーに対して注文を付けるんですよ。チームが勝てる方向に行くように。例えば初戦の先発投手が内角攻めをしなければ、なぜ、やらないのか? 先発が6~7回投げないと、どうしてもっと長いイニングを投げる工夫をしないんだ、というふうにね。とにかくチームの勝利が最優先なんです」

 メジャーでは通常、チームワークという言葉を使わない。プレーオフ進出のかかったシーズン終盤、結果としてチーム全体が勝利というひとつの方向を向くケースはあっても、基本的には選手個々が持てる力を最大限に発揮することが求められる。速球による内角攻めを優先した結果、自分の投球ができなくなる投手も中にはいるからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    森保J次戦のスウェーデンを徹底予想! 相手FW陣迎える3バックは誰が? なでしこ初代監督が挙げるキーマン

  2. 2

    高市首相の「反社会性パーソナリティー」を精神科医が懸念…海外メディアもG7での“虚勢”をさらし上げ

  3. 3

    長尾謙杜は熱愛報道に謝罪も「問題児」扱いで“STARTO社出世レース”からドロップアウト

  4. 4

    “因縁”のネトフリが中継…大谷翔平が球宴ホームランダービー出場を躊躇する本当の理由

  5. 5

    三吉彩花が雰囲気激変! 背中の大胆な「一輪の花のタトゥー」披露の波紋と韓国進出

  1. 6

    ホラン千秋は都立国際高校→青学大英米文学科と順調に進学も、女優の夢に破れてキャスターで開花

  2. 7

    佐々木麟太郎をMLBドラフト大改革が直撃…スタンフォード大残留なら契約金大幅減も

  3. 8

    ロッキーズ菅野智之にトレード浮上! Dバックス、パドレス入りで打倒ドジャースの急先鋒になるか

  4. 9

    古賀千景議員の「自衛隊」発言はそんなに的ハズレか? 得したのは“怒ってみせた”進次郎防衛相だけ

  5. 10

    日本代表のW杯快進撃のウラにFW堂安律の大変身!「オレがオレが」を変えた森保監督の一喝