虎党の麻生千晶氏が苦言 「阪神はお金の使い方を考え直して」

公開日: 更新日:

■ひと昔まえの巨人にやり方に似ている

 しかも、外部から補強した高給の日本人選手はサッパリ。西岡(30=年俸2億5000万円プラス出来高)は故障もあったにせよ、わずか17試合出場。福留(37=1億5000万円プラス出来高)は打率.228、7本塁打、24打点。年俸2億円プラス出来高の新井貴(37)はベンチ暮らしを強いられてもいる。巨人、ソフトバンクに匹敵する大金を投下しているわけだから、優勝しないとワリに合わない。

阪神はもっと、お金の使い方を考えたほうがよろしいかと思います」とは、阪神ファンの麻生千晶氏(作家)。

「助っ人選手は活躍しているとはいえ、出来高を除いた年俸だけ見ても、優勝してもらわないと困ります。最近では高給を払って外部から獲得した城島さん、小林宏さんは額面どおりの活躍をしたとはいえず、西岡さんはまだしも、福留さんは意外な時に本塁打を打ちますが、すでにトウが立っている。ひと昔前に巨人がやって失敗したやり方に似ている。補強に頼って優勝できないなら、お金の使い方を考えてもらいたい。阪神は生え抜き選手の台頭が少ない。これが選手層の薄さにもなっている。目の前のことだけに固執せず、次世代の生え抜き選手を育成するために、しっかりとお金を使ってほしいですね」

 お金の出どころはファンの財布だということを、阪神は再認識したほうがいい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?