獲得狙う巨人と阪神には厄介なオリ金子の“メディア嫌い”

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 オリックス金子千尋(30)が10日の楽天戦で圧巻の投球を見せた。多彩な変化球で相手打線を翻弄し、5安打無四球の完封勝利。わずか101球の独り舞台でリーグ単独トップの13勝目を挙げた。

「昨日、一昨日と(サヨナラ負けが続き)嫌な負け方をしていたので。流れを切るという意味ではいい勝ち方ができた」

 試合後に淡々と話したエースは、8月末に国内FA権を取得。オフは複数球団による争奪戦が必至だが、本命といわれる巨人阪神にとっては厄介なことがある。金子は極度の「メディア嫌い」なのだ。

 普段から口数が少ない金子は典型的な「孤高」タイプ。グラウンドでは常に野球に集中したいのか、人を寄せ付けない「オーラ」を漂わせ、登板後の囲み取材以外は基本的に余計なことは話さない。報道陣に囲まれるだけで、嫌な顔をすることもある。親しいナイン以外とは同僚選手とすらあまり口を利かない。その一方、自身のブログではプライベートを明かすこともしばしば。とにかく、マイペースを徹底的に貫く男なのである。

「資金が豊富で、かつ、自分のスタイルを崩さずに野球に集中できる球団」とチーム内ではウワサされる金子の移籍先。四六時中、ヤマほどの記者がチームに張り付いている巨人と阪神は、さて……。

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