好調ロイヤルズ投手陣 最速160キロ超“剛腕”ズラリの理由

公開日: 更新日:

 剛速球で地元ファンをとりこにしているのがロイヤルズ投手陣だ。

 ワールドシリーズ第2戦では先発右腕のベンチュラ(23)が最速100マイル(約160キロ)をマークするなど、155キロ超の速球を連発。2番手右腕のヘレーラ(24)は最速162キロを記録すると、デービス(29)、守護神ホランド(28)が160キロ近い直球でジャイアンツ打線をねじ伏せた。他にも、左腕コリンズ(25)、右腕クロウ(27)ら剛腕セットアッパーが目白押しだ。

 ロイヤルズの本拠地・カンザスシティーは「Cow Town」(肉牛の町)の異名を持ち、ステーキやバーベキューが名物料理。ロイヤルズ投手陣に速球派が多いのは、極上の牛肉を食べているからか。

「2006年にデイトン・ムーアGMが就任してから、身体能力を重視したスカウティングを行っている。長期間にわたって低迷していたため、ドラフトで優先的に有望な選手を獲得できるのはもちろんですが、GMの方針から粗削りで体格にハンディがあっても、走力、肩、パワーなどにたけた選手を指名する傾向が強い。低予算で運営するチームの宿命としてマイナー組織が充実しているため、粗削りな選手が育つ土壌もあります」(スポーツライター・友成那智氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした