ロ軍青木は空回り? 日本人打者とWSとの不吉な“ジンクス”

公開日: 更新日:

 ロイヤルズ29年ぶりの世界一達成は、青木宣親(32)が鍵を握りそうだ。

 今ポストシーズン(PS)は「2番・右翼」で8試合に出場。27打数7安打の打率2割5分9厘ながら、相手の隙を突く好走塁を見せ、チーム2位タイの6得点。ジャイアンツのボーグルソン投手(元阪神)が「打線でキーマンのひとりになっている印象」と警戒する通り、1番エスコバー(5得点)とともに、チームの牽引役として存在感を発揮している。

 ロイヤルズは1、2番の出塁と機動力がワールドシリーズ(WS)でも勝敗を左右しそうだが、青木の活躍は空回りする可能性がある。過去のWSで、青木と同じような役割を務めた日本人選手は揃って敗退しているからだ。

 07年にはロッキーズ・松井稼(現楽天)が2番打者としてPS通算3割4厘と結果を残したが、WSでは松坂、岡島のレッドソックス相手に4連敗。08年にはレイズ・岩村明憲(前ヤクルト)がリードオフマンを任され、攻守にわたって活躍しながら、フィリーズに1勝4敗で敗れ、球団史上初の世界一を逃した。

 ロッキーズ、レイズともそれぞれ、レギュラーシーズン終盤から勢いに乗って勝ち上がったチーム。ご存じのように、ロイヤルズもワイルドカードゲームから8連勝と快進撃を続けてきた。

 青木はチャンピオンリングを手にできるのだろうか?

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち