男子はチャンス シンクロ混合国内選考会はわずか5人だった

公開日: 更新日:

 これまで女子のみに限定されていた水泳のシンクロ競技が男子にも門戸が開かれた。国際水泳連盟(FINA)が今夏の世界選手権(ロシア・カザン)で、男女混合の「ミックス・デュエット」を実施するのだ。

 そこで日本水泳連盟(水連)は昨15日、世界選手権への派遣メンバーを決める選考会を行い、男子5人、女子2人の計7選手が参加。男子は安部篤史(32=トゥリトネス水泳部)が77.167点、女子はロンドン五輪代表の足立夢実(26=国士舘大職員)が86.500点で、それぞれトップに立った。17日の選考会議で正式に2人の代表入りが決まる。

 水連関係者によれば、欧州ではシンクロの男子選手が徐々に増えてきているものの、それでも本格的に取り組んでいる選手はやはり少ない。日本でも女子の競技というイメージが根強く、水連に競技者として登録されている男子は、今回の選考会に出場した5人だけだという。

 FINAは将来的には、五輪の正式種目採用を目指している。世界的にも男子の競技人口は少ないだけに、ちょっと泳ぎが得意な若者は、チャレンジしてみてはどうか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし