出場停止明けのA・ロッド 早くも始動で万全アピール
ドーピングで昨季を棒に振ったヤンキースの主砲がついに公の場に姿を見せた。
出場停止処分が明けたA・ロドリゲス内野手(39)が23日(日本時間24日)、キャンプ地フロリダ州タンパの球団施設で始動。野手の集合日(現地25日)を前に、キャッチボールや三塁の守備練習などで約1時間、汗を流した。最後に行ったフリー打撃では約70スイング中、7本の柵越えを放つなど、かつての長距離砲の片りんを見せつけた。
野手のキャンプインは25日。他の主力野手がまだ姿を見せない中、ロドリゲスが早めにキャンプ地入りしたのは首脳陣や報道陣に万全の状態をアピールする狙いからだ。
すでにキャッシュマンGMは今季、ロドリゲスを本職の三塁ではなくDHで起用する方針を明かしている。今年の7月で40歳になるロートル内野手への期待度が低いこともあり、今季は出場機会が限られる可能性もある。
練習後、米メディアに対応したロドリゲスは「自分は過ちを犯した。今はチームの勝利のために貢献することしか考えていない」と殊勝に話した。