A・ロッドは大量の水分摂取…「ドーピング隠蔽」驚きの手口

公開日: 更新日:

 ヤンキースの主砲アレックス・ロドリゲス内野手(39)が禁止薬物の使用を認めたとする米麻薬取締局の供述調書から驚愕の事実が明らかになった。

 5日(日本時間6日)付のマイアミ・ヘラルド紙(電子版)によると、ロドリゲスは10年末から12年10月にかけて、フロリダ州マイアミのクリニック経営者であるアンソニー・ボッシュ氏から、テストステロンなどの筋肉増強剤を入手して使用していたと告白。さらに同氏からドーピング検査をすり抜けるため「尿検査まで、可能な限り排尿せずに我慢するように」と助言を受けた。大量に排尿すれば、禁止薬物の成分が薄まって基準値に届かずに、「シロ」と判定される可能性があるらしい。ロドリゲスが助言された方法は、かねてドーピング違反者の間で実際に行われていたそうだ。

 メジャーリーガーに限らず、スポーツ選手はドーピングが発覚すれば出場停止処分が科され、その多くは選手生命も絶たれる。各競技とも「競技内検査」として実施される尿検査は検査官監視のもとで行われる。検査官の目を欺こうとする選手も少なからずいて、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)には五輪や世界選手権で実際にあったさまざまなドーピング逃れの手法が報告されている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  5. 5

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  1. 6

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  2. 7

    京成電鉄にのしかかるオリエンタルランド株の重荷…物言う株主の揺さぶりには抵抗も厳しい“お家事情”

  3. 8

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  4. 9

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  5. 10

    小泉進次郎農相がSNSで難クセ連発の理由…JA会長を名指しで晒し上げ連日大炎上