工藤SB、原巨人…「大将の権威」なき監督がプロ野球を壊す

公開日: 更新日:

「榎本さんからは、自分のヒッティングポイントより中(捕手より)にボールを入れてはいけない。気でボールを止めろと助言された。練習前には瞑想してバットを一回も振らずに試合に臨み3本のヒットを打ったこともあった。王さんは榎本さんを育てた荒川(博)さんに日本刀でスイングを仕込まれた。私も天井から吊るした新聞紙を日本刀で切った思い出がある。張本(勲)さんは不振になると、夢の中に自分のスイングしている姿が出てくることがあるといった。自分のスイングを客観的に見ると何かひらめく。すぐに枕元のバットを持って素振りをしたそうです。盗塁王の福本は、当時としては珍しい8ミリカメラでライバル球団の投手のセットポジションのフォームを、一塁側のスタンドから撮影していた。クセを盗むためです。昔の選手は技術の習得や上達のために必死でした」

■逆転で大はしゃぎした工藤監督

 翻って今はどうか。若い選手はオフにバラエティー番組でアホなことをやらされて喜々としている。トレーニングはライバル球団の選手と徒党組むのが当たり前。公式戦の最中も連絡を取り合って会食もする。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景