1分で完売のボクシング「世紀の一戦」 転売値は1200万円
驚きの早さと額だ。
5月2日に米ラスベガスで行われるプロボクシングの「世紀の一戦」。世界ウエルター級王座統一戦、5階級制覇のフロイド・メイウェザー・ジュニア(38=米国)対6階級制覇の実績をもつマニー・パッキャオ(36=フィリピン)の500ある一般席チケットが23日、電話とインターネットで発売され、わずか1分で完売したという。
両陣営は09年から対戦交渉を行いながら、薬物検査の方法や収益分配方法などで合意に至らず、多くのファンからは「もう対戦は無理」とみられていた。
今回のビッグマッチが行われるMGMグランド・ガーデン・アリーナの大半の席は、主催者やスポンサー、両陣営の家族などに割り当てられるため一般席は500席のみ。夢のチケットは予想をはるかに超える争奪戦となった。
ちなみに、会場のMGMグランドの系列ホテルで行われるパブリックビューイングは、150ドルのチケットを5万席分販売。スポーツ局ESPNによると、入場料の総額は7400万ドル(約88億4000万円)に達する見込みだ。
すでに転売されたリングサイドのチケットには、日本円にして1200万円の値がついたという報道もある。わずか1ラウンドで勝負がついたらどうする?