広島菊池も証言 巨人菅野のバロメーターは「直球148キロ」

公開日: 更新日:

■「昨季より肘が下がっている」と見るスコアラーも

 今季の菅野は昨年までと比べ、球威がないと言うのだが、この日の最速は「147キロ」。菊池が言う「148キロ」に近い球速が戻っていた。原監督は「(初回)先頭打者に四球で本人の中で疑心的なところがあったと思うが、その後0点。うまく修正した」と評価。前回の対戦カードから始まった広島の6連勝を止めた菅野は「自分たちが勢いをつけちゃったので、何とか今日止めなきゃいけないなという気持ちでマウンドに上がった」と話した。原監督が言う「修正」能力が菅野の武器ではあるが、球威がある試合とない試合が交互に訪れるのが今季の特徴でもある。

「昨季後半に右ヒジを痛めて戦線離脱した影響なのか、今季は昨季よりヒジが下がっている。球威が一定しないのはそれも原因でしょう」という声も球団スコアラーの間にはある。ギッタンバッコンするエースの状態に、原監督は一抹の不安を感じているかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった