花巻東のドラ1同士 ハム大谷と西武雄星になぜ大差ついた?

公開日: 更新日:

「目標の設定や野球への取り組み方、意志の強さなどに差がある。2人が育った環境というか、境遇の違いが大きいんじゃないか」と、在京球団のスカウトがこう解説してくれた。

「菊池は盛岡の名門シニア出身。中3時に東北大会準優勝、東北選抜の一員として全国大会でも準優勝した。あまたの高校から誘われ、いわば地方のお山の大将だった。だからプロ1年目から結果を出して当然という認識で、左肩痛を我慢して言い出せずにさらに悪化させた。プロ野球選手としてのステータスや都会暮らしに憧れ、繁華街への好奇心も強い。そこへいくと大谷は雑草育ち。一関シニアはチーム自体が弱かったし、中学時代は岩手県内でもさほど有名な選手ではなかった。目標を高い位置に置き、汗をかき続けて結果を出さなければ実力を認めてもらえなかった。メジャー挑戦や二刀流をやってみたいとあえて公言したのも、そんな背景があるからではないか。いまも休日に、ひとり室内練習場にこもってトレーニングをするのが苦にならないといいますから」

 亀の大谷が、うさぎの菊池を追い越し、その差は広がる一方のようなのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景